老人ホーム建築にかかる費用について

少子高齢化社会を迎えた日本では、地方都市を中心に老人ホームを新たに建築する事業者が増えています。

入居を希望する高齢者が増える一方、入居可能な部屋数は不足しており、常に入居待ちのままで自宅で待っている高齢者が数多くいます。つまり、老人ホームの供給が十分に足りていない状態となっています。

老人ホームの建築は、広い意味では不動産投資のひとつです。建物を建てると共に、高齢者向けのサービスを提供する必要がありますので運営にかかる人件費などが発生しますが、初期にかかるコストとしてはやはり老人ホームそのものの建築費用が大きいです。

老人ホームの建築にあたっては、バリアフリー対応や高齢者の安全面への配慮を行うため、一般的なマンションと比べると遥かに高額の建築費用がかかります。もちろん、こうした措置を施された物件に入居者を迎え入れる際には、通常の家賃よりも高額の支払いを受けることが可能ですが、初期投資に見合った分だけの収入が得られるかどうかは採算ラインぎりぎりといった状況です。

一般的に50名が受け入れ可能な施設を作る際にかかる初期費用は、3億円と言われています。施設の特性上、区分所有権などによる分譲は行われませんので、初期段階においては全額を事業者が負担することになります。

入居を希望する高齢者の数は増える一方ですが、ご家族が訪問することを考えるとアクセスが悪すぎる場所では十分な入居者を確保することができません。需要が高いことは間違いありませんが、初期コストを考慮すると投資判断は慎重に行うべきです。

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